Angela Carter アンジェラ・カーター

プロフィール


■名前:Angela Carter アンジェラ・カーター (Angela Olive Stalker)
■(1940年5月8日生―1992年2月16日没)


■第二次世界大戦中にイーストボーンで生まれたアンジェラは、ヨークシャーで祖母と暮らす。17歳から小説を書き始め、新聞記者だった父親のもとで19歳より仕事を始め、1年後20歳で科学教師をしていたポール・カーターと結婚、8年後破局する。

■22歳で大学に入学、中世ロマンスや寓話に興味をもち積極的に勉強を始める。

■37歳で再婚、バージニア・ウルフ他、シェイクスピアやキャロルなど多くの作家に影響を受けながら、自分の作品を展開させていく。

■サマーセットモーム賞受賞により500ポンドの賞金を得、その条件として海外経験をしなければいけないということで、1969年から1972年まで、キリスト教やユダヤ教の影響のない国を探し、2年間日本に滞在する。

■日本滞在中の経験は、特に「東洋のロマンス―日本」をはじめ、彼女の作品に日本のその当時の文化やものの考え方や見方などがよく書かれている。


アンジェラ・カーターの文学としての手法は面白く、ネオ・ゴシック―現実と幻想の混合―があらわされいる。日常では起こりえないことを普通に描き、あり得ないことも、小説の中に現実として不自然なことなく書きあげていくことができる。